辨 |
ホザキナナカマド属 Sorbaria(珍珠梅 zhēnzhūméi 屬)には、極東ロシア~アフガニスタンに約5種がある。
S. arborea (高叢珍珠梅・珍珠桿)『中国本草図録』Ⅷ/3641
甘肅・湖北・四川・雲南・貴州産 『全国中草葯匯編』上/579
ニワナナカマド S. kirilowii (珍珠梅・華北珍珠梅)
河北・山西・山東・河南・陝甘・内蒙古産 『中国本草図録』Ⅵ/2668
S. sorbifolia
ホザキナナカマド var. stellipila(星毛珍珠梅) 『中国本草図録』Ⅸ/4178
キタナナカマド var. sorbifolia(珍珠梅・東北珍珠梅) 『中国本草図録』Ⅱ/0605
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ナナカマドは、別のナナカマド属 Sorbus(花楸屬)。 |
バラ科 Rosaceae(薔薇 qiángwēi 科)については、バラ科を見よ。 |
訓 |
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説 |
北海道・下北半島・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝西・モンゴリア・シベリアに分布。 |
誌 |
アイヌは、「枝を煮立てた湯気で体を蒸して風邪の発汗をし、煎汁も服用する」(北大植物園解説)。
中国では、莖皮・枝・果穗を珍珠梅(チンジュバイ,zhēnzhūméi)と呼び薬用にする。 『全国中草葯匯編』上/578-579 |